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人に学ぶ 霜鳥明子氏 第2回

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こんにちは!人生に花咲コーチYUIです。

「達成したい」「こうなりたい」
そう思ってても、裏腹な行動をしている自分にハッとすることってないですか?
そんな人の話を聞いていると、面白いことに、どうしたらよいのか、本人は答えを知っています。
でも、わかっちゃいるけど、したくないのか?変えたくないのか?気づきたくないのか?

いずれにしても、人が一段高く成長する時「わかっちゃいるけど、できない」自分と
遭遇しながら「知っていること」と「していること」のギャップに向き合っていくものでは
ないかと思います。

で、少しは成長したなあ・・と思うと、また、次のステージへ。

まあ、一生勉強なのかもしれませんが・・・。

「人に学ぶ」 は、文字通り人から学びたいという思いで始めました。
魅力あるリーダーにインタビューさせていただき、その考え方、
人との関わり方、関係性の創り方、行動などを伺い、お伝えしていきます。

頑張っているリーダーの行動とその源の「思い」は重い!、
私自身も学ばせていただきながら、頑張るあなたへ贈ります。
実践し続けているリーダーの「思い」を是非、お読みください。

霜鳥明子さん

第1回は、株式会社 至誠堂 代表取締役の霜鳥明子さんです。
㈱至誠堂さんが、大事にしているのは、相互コミュニケーション。

霜鳥さんは、共有していくこと。皆が自主的に考えていくこと。協調していくこと。
行動を起こすことを大切にしているリーダーです。

会社の方針。決めたこと。売上、などフルオープン。
今現在、起きていること、発生した問題も社員さんと共有。
問題との関わり方も、当事者を中心に関わったすべての人たちと
なぜ起こったのか?原因は何か?どう対処していくか?何を改善していくか?
皆で自主的に考え、改善していくのだそうです。
また、ノルマは、社員自ら決め、動いている!と伺い、驚きました。

社員一人ひとりの自主自立を目指し、自らも行動し続けているという
霜鳥さんのベースライン~「思い」「考え方」「行動」~を伺いました。

明子さん

霜鳥流ベースライン

自分を好きでいる

私は「自分が好き」です。
自分を認めることを大事にしています。
人から褒められたり認められたら、そりゃあ、嬉しいけど、
自分で自分を認めれば「自己成長」につながります。
だから、常に「自分にとってどうなんだろう?」って大事にしています。

 

素直って最高のPOWER

私、素直だと思いますよ。
人に対しては「この人、何考えてる人?どんな人?」って、思います。
なので人を見て、ホーっと思うことがたくさんあります。
娘を見ても「かっこいいなあ~」と、思ったら真似しちゃいますよ。
すべて勉強。先生はどこにでもいるのです。

目の前の人を先生と見れるかどうか?が大事だと、思います。
自分のなかで「子供だ」と思ったら、その見方だけになりますものね。
だから、人に対して、あまり決めつけない。

貪欲なのかしら。
笑っちゃうけど「神様も仏様もキリスト様もみんな私の味方になってね」って、思うのです。
バチがあたりますかね~・・・。

 

同じ人間じゃん!

立場、上下、年齢など根本的には、あまりとらわれないかなあ。と、思います。
子供も、社員さんも、たまたま私のところに来てくれた”縁”のつながった尊い人。
それは、自分より社会的ランクが上の方であっても、です。

 

好きも嫌いもOK

仕事上、個人=会社として、それらしく振る舞う必要があるときは、そのようにするけれど、
基本的に、人からどう思われようと、あまり気にならないです。

来るもの拒まず、去るもの追わず。

あまり嫌いな人も基本的にいないみたい。
ただ、私と歩けるか、歩かないか。
相手が決めたら追いかけません。

どんなに頑張っても自分一人ならワンマンパワー。
人が集えば、倍数・倍々数に増していく。
目の前の人の考えを取り込めると広がる。
どんどん大きくなっていきます。

そのパワーを創る最も大事な点は、ひとりひとりが自分を認め、
互いを活かし合い、協力して行動していくことだと思っています。

だからね、自分も偉い、すごいと同じように、み~んな偉いんだよ。すごいんだよ。
と、思うのです。

 

でもね、人ってわからないことだらけ

だから、興味・関心があって、知りたいなあと思います。
いろいろと試したり、いじくってみたり、します(笑)

娘を産むこともそうだったなぁ。
生まれた日から自分でオムツを替えて、おっぱいをあげたりして、たくさんいじってみた。

そうしたら、生理みたいなおしるしがあって、とても驚きました。
聞けば、女性として正常な機能がある証明なのだそう!
人は、わからないことだらけだから、興味・関心があります。
知りたいから、たくさん試します。

自分が自分であるように、人もまた人。百人百様。

基本的に、自分だったらこう接して欲しいと思うように、人に接するよう努力します。
すごく、難しいことですけれど・・・。
自分が尊重され、こうされたいと、いうように、相手に接したら、気持ち良いでしょ。
逆に、人を思い通りにしようと接して、思い通りにならなければ腹が立つ。
だから、相手を思い通りにしようとは思わない方がラクなんですよ。
話していて、修正したほうが相手のためかな?と、思ったら一生懸命伝えます。
でも、相手との関係によっては気を悪くするようなことは、伝えません。
そこは大人の裁量だけどね。

 

思いにつながってカラダを動かす

「~しなさい」と言って、相手がこちらの思い通りに動かないのは、逆ストレスでしょ?
相手をこちらの思い通りにさせようと思うより、自分で、思うように行動すればよい。
相手が気づかないなら、こちらがやっちゃえば良いのです。
自分がすれば気持ち良いし、必然的に自分の行動もバージョンアップする。
ちゃんとココロの思いとつながってカラダを動かせば、自分を大事にしていくこと
につながる。それは、人を大事にしたいことにつながると思います。

 

ちゃんと答えているかな?という自問を常にしている

「目の前の方は何を求めているのかな?ちゃんと答えているかなあ?」と、思う。
お客様も、子供も、社員も。

人、人、人、人、人

「ちゃんと答えているかな」という自問を常にしている。

 

アリの目とトリの目。両方で見て、考える

「~であらねばならない」とは、あまり思いません。
将来に対しても。人に対しても。
将来、こうなったら良いなあ、という全体像の願い(トリの目)は持ちながらも、
今、目の前のこと(アリの目)に集中する。
「今」と「未来」に距離があってもOK。
今に集中すると未来も少しずつ見えてくるものだと思うから。

だから、今を大事にします。

「今」入ってきたことを観る。聞く。受け取る。
今が将来につながる。だから大事にします。
今、目の前のすべて(人、物、仕事、エトセトラ)を大切にすることが未来につながる。

「今」でしょ!って、すごい言葉だなあと思います。

 

運命

人生の振れ幅を逸脱した時、人って壊れるから、その振れ幅で生きるのだと思う。
その振れ幅のなかで、自分が選択して作り出すものが「運命」だと思っています。

 

GOODレンズとBADレンズ

大変な時ほど、良いことだけが見えるGOODレンズのメガネをかけます。
悪いことばかり見えてしまうBADレンズをかけてしまったら、益々しんどくなりますから。
ある時にこの話を聞いて「ああ、そうか」と思って以来、意識して、そう見ています。

いい話を聞いたら、まず、やってみようと思う。

いいか悪いかは、あとで考えれば良い。
自分の中に入ってきて、まずモミモミ。人も同じ。入ってきてモミモミ。
そして、出ていくことは、仕方ない。
実行できるかどうかはともかくも、来るもの拒まずが先。

できないって、言う人は、できないと自分で決めつけて、やらないからでは?
自分でブロックしたら、もったいないと、思いますよ。

思いを伝え続ける

「私はこう思う」という気持ちや考えは、伝え続けています。
そのツールが定期的に発信している「社長の一言

本当に現実をみるとか、今を大事にしよう、アリの目、トリの目とか
をいっぱい出して発信してきました。
そして、大事だ思うことを目線を変えて発信し続けています。
どう思うかは、相手にお任せですが。
社長の一言は、なんと900回超えの発信です!

認める勇気

「ごまかし」からは何も生まれない。生みません。
結果として、人からも認められないし、自分も人を認められない。
ごまかし続けるのは、自分が一番しんどいから、勇気をもって、現実をちゃんと見て、
認めることから始めます。

失敗した時の勇気

「失敗した」時は、非を認めます。
冷静に現実を把握して、素直に「ごめんなさい」と伝えます。
自分も社員も同じスタンスです。
クレームが起きたら、当事者を中心に、関わったすべての人で(会社においては全員)
考え、なんでこうなったのか話し合いを重ねていきます。
もっとあるでしょ?と、徹底して考えていきながら
そこから、得た結論を修正・改善策にして実践していきます。
認める勇気を持ってね。

失敗のその先

「辛い思いを克服しなければ乗り越えられない。
そういう時は、こういうことはみんなも起きるんだよ」
と言って、話し合う場を自分も作りだすし、社員さんからも作りだしています。

「どうしてこうなったの?じゃあ、みんなで話していこうね」
という雰囲気をみんなで作ってきました。

何か起こったら、確認をちゃんとしたり、皆が承知できれば、みんなの学習になるでしょ?
時間をかけて発信してきたけど、それを作っていったのは、みんなのチカラ。
みんなが作ったものをみんなが頑張る。
そう言う感じ。

 

怒ること

Q.霜鳥さんも怒ることってあるのですか?
怒るときは、怒りますよ。
でも、そこからトラブルに発展したらマイナスしかない。
怒っても良いけど、トラブルにならない方法を考えます。
怒りの究極は戦争でしょ?
だから、怒ったら、その決着をどうするか考えて対処するよう努力します。
わかってもらえないと泣けてくることもある。でも、怒りは何も生まないのです。
いま、怒っても何も生まないんだと、心に思って、軌道修正を図る。
私の言動が「まずい」と思ったら、その都度、修正します。
軌道修正はいつからだって、できるでしょ?

子供に対しては、特に、相手が納得するまでとことんつきあってきましたよ。
我が子だからこそ妥協しなかった部分もありますが 。。

 

 

過去、今、未来

かつて・・

自分が会社をコントロールした時代もあります。
すべて自分が把握し、何をどうするかを社員に指示していました。
それで、うまくいっていた時期もありましたが、会社の成長とともに、
いつの間にか自分が「関所」になっていることに、ある時、気づきました。
私のジャッジを待つために、仕事が滞おるのです。
そこで、手放そうと決めました。

最初は、ミスもたくさん出たし、大変でした。
でも、決めたら、戻りません。
なにか起こるたびに、問題の原因と対策を自らが考え、
実行するスタンスを大事にして歩み続けてきました。

自分がやると決めたことをやらないのは、自分がやらないと決めているだけ。
やれないと思っているだけでしょ?
それこそが「関所」なのです。

やっちゃえば良いのです。

頭の中に決めたことは、叩き込むと、できるのです。
自分で決めて、動いていくことが大事なのです。

時代とともに印刷業を手放し、広告代理業に移管して10年。
少しずつ、良いなあと思うようになってきました。

みんなと幸せになりたい。
そのためにどんな力を発揮できるか?
みんなのチカラが発揮できる環境を創る。
私は、ジグソーパズルのピースをつなげる役だと思っています。

これから

Q.今後の展望は?
私は固定概念がないし、そうでなくてはいけないというこだわりのようなものもありません。
アメーバみたいかな(笑)
型にはめずに社員全員が力を発揮できる環境を創り、
小さくても進化し続ける組織でありたいと願っています。

 

 

 

お話を伺って

皆さん、いかがでしたか?

リアル霜鳥さん、年齢不詳で、すっごく素敵な女性なのです。
ナチュラルで、素晴らしくさりげない気遣いをしてくださる。
そして、すごい存在感とともに放つリーダーシップ!
今回のインタビューでは、そんな霜鳥さんの魅力に直に触れる
体験をさせていただきました。

個人的に最も心の琴線に触れた言葉は
「子育ても人育て(人材育成)も同じだよ!」と、おっしゃった言葉。

そうだ!と賛同しながらも、お話を伺う課程で、本当にそれを地で
行っていることを知り、ますます感動しました!

「有言実行」の霜鳥明子さんに心から敬意を表し、感謝します。

ありがとうございました!

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人に学ぶ

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こんにちは。生に花咲きコーチYUIです

「人は体験したことしか語れない」といいます。
実体験の話はそのくらい、人の耳を開かせ、惹きこむチカラがあるのだと思います。
「人に学ぶ」は、魅力あるリーダーのかたたちに突撃インタビューをさせていただき、お伝えするブログです。
考え方、人との関わり方、関係性の創り方、行動など、その魅力のエッセンスを伺い、お伝えしていきます。

今回は株式会社至誠堂 代表取締役の霜鳥明子さんです。
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子育ても人育ても一緒

あるパーティーの席で、霜鳥さん、こんなことをおっしゃいました
「子育ても人育ても同じ」
興味をそそられ、その子育て体験を伺ってみると・・・
(子どもを)人として尊重し、接する。
自分を真剣に生き、常にオープン。
納得重視。
などなど、まるでコーチみたい!と、聞くほどに感心しまくり、
高じて、2013年群馬県子育て支援事業で講演して欲しいと
むりやりお願いするに至りました。
(ご自身は2人のお嬢さんのママ。現在、3人のお孫さんがいます)

講演会は、大成功!
参加したパパ・ママさん達、スタッフなど全ての人が真剣に話に聞き入っていました。
アンケートも「霜鳥さんの実話に感動した」「自分が真剣に生きる大切さを感じた」
「子育ては自分育てだ」「子育ては人育てだ」等の感想を多く寄せて頂き、
大切なことや真実は、いつも不変なんだなあと、改めて思いました。

軌跡

ご本人曰く、今が一番褒められるそうです。
そんな霜鳥さんの軌跡です。

(子ども~学生時代)
*子供時代 自他ともに認めるいい子。 素直で疑いを持たない、明るい良い子。
*高校時代 自我に目覚め、自分の思い優先の行動を模索し始める
*その後  卒業後、都内の桑沢デザイン研究所で3年学び、大日本印刷企画室内企業に入社。
 その頃、人生のパートナーとも出会う。 23歳のころ、家業に従事すると決め、Uターン。結婚。

(至誠堂での軌跡~現在)
27歳、長女2.5歳、次女0歳の時に離婚。その後も仕事を続ける。
33歳、先代社長(父)突然他界!金曜の夜、突然、具合が悪くなり、日付が変わった頃、帰らぬ人に。
月曜が友引だったため、土日に通夜・告別式すませ、月曜には出社していた。
「しっかり仕事を続けなさい」という父のメッセージだと思い、会社を続ける決心をする。
面倒見が良かった父のおかげで周囲からの応援がある一方、経営は厳しい状況だった。
しばらくは、母に代表をお願いし、実務運営に励む。
子どもの保育園のお迎えも時々忘れ、学校行事は必要最小限の出席。仕事中心の生活が続く。
この間、印刷業から広告綜合プロデュース業に方向転換を図る。
2006年、11月。50歳で代表取締役就任。
現在に至る。

Q.自分って、どんな人だと思っています?
(・・・と、尋ねて、わたしが勝手に選んだBEST1は)
「基本的に楽観主義なの」
起きないことを悩んでも仕方ない。起きたときに考えれば良い。
大事なのはベースラインを整えること。しっかり保っていったら、何か起きたときに対処出来ると思っている。
社員さんに対しても、事柄に対してああせい、こうせいと何か言うのではなくて、ベースの部分を上げていくこと。
人としてどうなの?というところを大事にして接している。

人はそれぞれデコボコあって当たり前。
それを生かし合うのが大事なことです。

霜鳥流ベースライン

本気で生きている人の話は、力強く、心の中に伝わってきます。
私自身、お話聞きながら、頑張ろうって、勇気づけられました。
人生を真に歩むヒントが満載です。

そんな「霜鳥流ベースライン」を勝手ながら、まとめました。
次回は、霜鳥さんが本気で思って有言実行していることをお伝えします。

(予告)
☑霜鳥流ベーシック
☑同じ人間じゃん!
☑アリの目とトリの目
☑人はわからないことだらけ!
☑認める勇気
☑失敗
☑怒り

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