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人に学ぶ第4回~カリスマインストラクター都丸律子さん後半編~

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こんにちは。人生に花咲きコーチYUIです。

「人に学ぶ」は、魅力あるリーダーに突撃インタビューをさせていただき、お伝えするブログです。
成功を導き出す考え方、人との関わり方、行動など、その人が歩んできた生き方のエッセンスを伺いながら、
今を懸命に生きる私たちが、よりよく生きるヒントを見つけていただければと願い、お伝えしていきます。

リーダーを一言で言えば、人との関わり方が上手い人。

その発言を聴いた人が「そうだ」と思い、リーダーが描くゴールに向かって、協力しようと行動を作り出せる人。
そこから始まる様々な現実の中で、常に人に望ましい影響力を発揮し続け、人を行動に駆り立て続け、引っ張っていく人。
リーダーには、様々な定義があると思いますが、そんな魅力溢れる人こそが、真のリーダーではないでしょうか。
また、そうした人に共通して言えることは、自分との関わり方を大事にしていることだと思います。
自分を「木」に例えるなら、まずは根っこをどっしりとはり、そこから充分に養分を吸い、育てていく。
その土台から、人との向き合い方、行動を作り続けている人ではないかと思うのです。

今回、率直にご自分の根っこと行動を語って下さるのは、長い間、地元で活躍し続けているエアロビクス系カリスマインストラクターの都丸律子さんです。

どの世界でも、こうしたら成功する、なんてシナリオはありませんが、自分を信じ、走り続け、常に自分と向き合いながら、どうしたら人から認められ、喜ばれるのかを今も模索し、行動し続けている、そんなチャレンジャーの律子さん。

その歩む道は、常に人の憧れ、笑顔に包まれています。
都丸律子さんの心情、信念をお伝えします。

 

ものさしは「好き」か「嫌いか」

(ここからは、律子さんの一人称の語りです)

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こういうふうに生きるんだって、生まれてきた気がする

絶対に今生では、思うように生きるんだ、って、強い決意を持って生まれてきた気がします。
自分が自分として生きていくことが世の中のためになっていると信じていますしね。
振り返ると、学生時代には、もう、そう決めていました。

何故か、わからないけど、強く心に思うこと、決めたことを実行し続けています。

 

私の基準は好き・嫌い

私は、運が良いです。

新しいプログラムを仕事にしようとすると、実現し続けてきました。
そのためには、先ず、プログラムの資格試験に合格しないと、レッスンできません。
私の場合、合否の結果前に、スケジュールに組み込んで頂いたりして
合格せざるおえない感じになっていったりしてね。

だけど、流行るとしても興味がないことはしません。
その基準は、自分が好きか、嫌いかだけ。

だから、好きなことだけってことになるのかな。

 

夢中になる

インストラクター業は、自分が好きで、やりたくてやっているわけです。
好きでしている仕事ですから、本当に夢中になって進んできました。

夢中になることは、自分の中に引き出しを創っていくことではないでしょうか。
うまくいった経験も、いかない経験も大事。
行き詰まったときは、プラスに向く本を読む。
自信がなければ、研修や優れた人に学ぶ。
人と話す。

様々な経験と思いが、だんだん潜在意識のなかに入っていて、その時は結果として出てこなくても、
忘れたころに、ふわ~っと出てくるように思います。
「あれ?昔、思い描いていたことが現実になっている。いつの間にかここに居る。」
そんな感じでしょうか。

最近は、自分がこうしたいと思い描くと、不思議な感覚に包まれることがあります。
既に達成した自分から、今の自分を眺めている感じ。
「できて当然。今はこんな途中にいるんだね。」
そう、自然に思えるような感覚です。

でもね、結果は、最初から決めていたのかもしれません。
「できる」って。

もったいないなあ

インスラクターの査定をするときに、
「この人、あがっちゃっているんだろうなあ、もったいないなあ。」
と、思うことが時折、あります。
きっと、ご本人も終わったあとに、もっとリラックスしてやればよかったと、思うのではないでしょうか。

私自身も、最初の頃は、オーディションを受けるときに、ずらーっと後ろで人が見ていたり、準備なくいきなりやれと言われたりしたときなど、もうドキドキして全然できなかったことが何度もありました。
「もう、逃げたい。」
「この場に、いられない。」
そんな思いから、オーディションに不合格になったり、恥をかいてきました。

なぜ、そんなにあがったのかと考えると、結局、自信がなかったのです。
絶対あがりたくない。そのためには、どうしたらよいのか?
それを知る、大切な学びだったかもしれません。


自信を引き寄せる

本当は、人に教えるより「踊り手」が向いていると思っていましたが、教える仕事を選択した以上、踊るだけでは、通用しません。
最初は、苦手意識がありましたが、踊る以外に、その場においてのコミュニケーションや、理解していただく・引っ張っていくための技術が必要になったのです。

必要と思うことは、身に付けようという方向に気持ちが向きます。
実人生も、そうした連続でした。
レッスンクラスで、教えられるようになったかと思いきや、
大会で人前でのリード役を頼まれたり、講演をして欲しいと頼まれたり。
仕事の幅やジャンルが増えていっても、私にとって大事なことは、自信をもって臨みたいのです。
自信がないと、うまくいかないですから。
だから、今の自分に必要な知識や技術は常に取り入れようとします。

そして私のレッスンを受けてくださった方には、
今日、私がここまでやろうと思って提供していることができなくても良いけれど、
その人を、おいてきぼりにはなるべくしたくない。
そのためにも、今の自分に必要な知識や技術は、常に取り入れようと思っています。

私自身、自信がある自分を好きでいたいし、ね(笑)。

 

好きなことはよく見える

レッスンの時は、何もかもがよく見えている気がしています。
様々なクラスを複数担当していて、一番、難しいレベルは、事前に構成を考え、提供していますが、
他のクラスは、その時々の受講者を見て、初めての人がいたり、レッスン中の受講者の動きを見て、
その瞬間瞬間で創り出していく感じです。
仕事や好きなこと、興味あることは、ひどく視野が広いのだけれど、仕事以外は、見えなくなっちゃうのかもしれません。
自宅でも、「これ、見えないの?3日前からあるよ」と言われて、初めて気づいたりすることも(笑)
意識してるわけじゃ、ありませんが、自分の中に、強烈なON・OFFがあるのかもしれません。

よく家族や知人から「自由人」って呼ばれています(笑)



振り付けは手段

何の為にしているかといえば、カラダをちゃんと使って動けるようになるためにレッスンをするわけです。
振り付け通りに、なんとなく動けるようになることが目的ではないのです。
振り付けは、手段ですから、毎回、参加している人を見て、動きを組み立てています。

ただ、振り付けそのものを楽しむクラスは、別。
より美しい動きになるよう、構成も組み立てますし、みなさんにもそう指導します。

 表現することが大事

様々な指導者との出会いで学んだことは、素晴らしい人は、言葉も素晴らしいんだということでした。
みなさんが一番やりやすい、動きやすいようにやっていくには、話すことも大事だと
思い、どう会話していくか、言葉の研修なども、よく受けていました。

うまく表現できないことって、とても嫌ですからね。

 

感謝する

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インストラクターも人間。様々な方を見てきました。
また、私自身、様々な体験を経てきて、今、とても思うことは、
来てくれる方がいてこそ、仕事ができるのだということです。
その方の貴重な時間を割いて、レッスンめがけて来てくださる事実です。

そして、みなさんがニコニコしているのを見ていると、私も元気になります。
そうしたプラスの連鎖の繰り返しが、心の支えになってきました。

仕事は大好きで努力し続けていますが、人に支えられてこその積み重ねであり、
関わっている多くの方に、今、感謝の気持ちでいっぱいです。

あるがままに
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Q.人を動かす、人と一緒にやる中で、意識していることってどんなことですか?

自然体かなあ。
「こうあるべきだ」とか、「こうじゃなきゃならない」と思うと、ストレスを感じるし、一つ線をひくことになってしまう。
だから、なるべく自然体でいたいと、思っています。
いい人ぶらない。
自分を大きくみせようとしない。
立派に見せようとしない。
なるべく、素直に、あるがままの自分でいるようにしたいと思っています。

だって、作って見せてもわかるでしょ?みえちゃうでしょ?
人から見れば、わかりますよ。

だから、作りたくない。
ちゃんと自分でいることが、大切だと思っています。

来たければ来る。来たくなければ来ない

自分でいることは、来てくださるみなさんにとっても大切ではないかと思います。
時折、本当は、レッスンの途中で出たいけど、申し訳ないから最後までいなくっちゃ、と、いう人がいますが、
そんなことないのになって、不思議に思います。
また「できるかな・大丈夫かな?」という人もいらっしゃいますが、
「無理せず、途中まででも良いのですよ」と、言っています。

人に気を使う必要はないのです。
もし、つまらないと思っていたら、30分でも1時間も自分の貴重な時間を使う必要はないのです。
だから、「どうぞ、どうぞ」という感じ。

いつの頃からか、そう思いだして以来、私と関わる方たちから、時折、こんなふうに言われます。
「先生って、媚びないからいいんだよね」
「りっちゃんは直球だから、わかりやすくって良いわ」

昔は、自分の思い通りにしたいとか、いろいろなことを思いましたが、
自分が懸命に努力しても、どう感じ、受け取るかは、相手次第。
自分自身、より自然体を目指すうちに、少しずつ、人に対しても考え方が変わっていったのかもしれません。

レッスンは、舞台

レッスンをしていて、私ひとりで引っ張らないし、動かしているつもりもないのですが、
いつも、みなさんが自ら動いてくれている気がします。

それって、私から見ると、とても、楽しいのです。

気持ちとしては、舞台を見ているような感覚になります。

 

好きなことだけする

まあ、そうは言っても、夢中になることも、限度があります(笑)
私の場合、例えて言えば、一昔前の企業戦士みたいだったのかもしれません。
今にして思えば、無茶でした。

最も忙しかった頃、最初に全身にじんましんが出ました。
けれど、あまり気にせずにいたら、今度は、過呼吸になりました。
心の病と言われても、まあ、鈍感だったかもしれません。
カラダとココロが反応したこの経験から
「自分のことはわからないなあ」と思うようになりました。

そうした出来事を通して、決めたこと。
それは、好きなことだけする。嫌なことはしない。ということです。

昔は、我慢して「はい」ていった時もあったけど、やめました。
自分が求めるものを引き寄せると思うし、無理してもうまくいかないと、今は思います。

だから、好きなことだけする。
そうして、自分につながっていることが大事だと思います。

目指し続ける

ずっと昔、教えてもらったピアノの先生。
この人に習うと、こんなに早く弾けるようになるんだと、実感したことがありました。

また、様々な指導者に師事してみて、本当に一流の人に習うと、5年やってできなかったことが3ヶ月でできるようになるんだと知ったのです。

私もそういう指導者になりたいと思っています。
100回言われても、一向にうまくできないのではなく、いつの間にか自然に動けるようになっていく。
なるべくわかるように、体がちゃんと使えるような指導者でありたいと願っています。

 

この先のビジョン

私は、フリー。

最初は、姉御肌と、よく思われます。
でも、実は、抜けていて、周りの方がよく面倒を見てくれます。

私自身、経営するなんていうタイプではないし、フリーだからやっていられると思います。
自由が大事なのです。

Qこの先は、どうしていきたいと思っていますか?

自分の感覚を信じ、自分の好きを信じて、進んで行こうと思っています。

全然違う世界を覗いたり、違うジャンルの友人も増やしていったりしたいなあ。
自分では狭い世界にいると思っています。
なにも知らないじゃないって思うのです。

だから、その枠を超えて、もっと、人を見てみたいと思います。

10年後は?

もっとゆるい感じかなあ。
活躍する場は、エアロビばかりではなくて、何か伝え手になれたらいいなあと思っています。

ビジョンは明確ではないけど、迷っている人に方向性が示せるといいかなあと思います。
もちろん、今のことも続けていって、更に進化したいですけれどね。

出来そうなことって、いっぱいあると思うのです。

この先、何が起こるかわからないけれど、本当に思っていること、伝えたいことをきちんと言葉にして
発信し続けようと、思っています。

「もう年だ」などという感覚は、ありませんよ(笑)
この先も楽しいことがいっぱいあるのですから。

 

最後に

律子さんのお話、いかがでしたでしょうか?

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。」
私は、律子さんのお話を伺いながら、その言葉を強く思いました。

誰しも、物事や人間関係が、うまくいかない時があります。
その時、今ある現実の、どこに焦点をあてて考え、決め、行動を起こすのか?

「何ができるのか?」に常に焦点を当てて考え、新たな行動を起こし続ける律子さん。
その実人生を伺い、勇気と希望を私自身もいただきました。

生きている限り、私たちには「未来」があります。
その「未来」を創り出すのは、「今」の自分だけ。

お読みいただいたあなたの豊かな未来を心よりお祈りします。

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人に学ぶ第4回~カリスマインストラクター都丸律子さん~

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こんにちは。
人生に花咲きコーチYUIです。

「人に学ぶ」は、魅力あるリーダーに突撃インタビューをさせていただき、
お伝えするブログです。
成功を導き出す考え方、人との関わり方、行動など、その人が歩んできた生き方の
エッセンスを伺いながら、今を懸命に生きる私たちがよりよく生きるヒントを見つける「何か」につながればと思い、お伝えしていきます。

リーダーの定義。
大事な要素のひとつに「覚悟を決める」「自分とどうつながるか?」が挙げられると思います。
自分とうまく付き合い続けることは、リーダーとして、とても大事なことではないでしょうか?

今回、登場するのは、スポーツの世界で第一線で活躍し続けるカリスマインストラクターです。
スポーツは結果の世界。勝ち負けが明確に、その都度、現れる世界です。
常に勝負の世界では、自分とどう付き合うか、自己管理を常に求められ、常にその結果に向き合わざる負えないと思います。

エアロビクスの世界においては、クラスに何名参加しているかが存続の評価指標となります。
そうした常に人に足を向けさせ続けるために取り組むるリーダー、
カリスマエアロビクスインストラクターの都丸律子さんの話をぜひお読みください。

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都丸律子さんに、「肩書きは伺ったところ・・・
「日本体育協会公認スポーツ指導者」
「群馬県エアロビック連盟理事」
「某大手スポーツクラブサポートアドバイザー」
「全米アクアエクササイズ協会認定インストラクター」などなど、
ご本人も思い出せないくらいの様々な資格を持ち、役割を担っている方です。
直近では、「シナプソロジーアドバンスインストラクター」の資格取得など、
新たな挑戦もし続けていらっしゃいます。
また、時に聴衆の前で講演を求められたりと、ジャンルを超えて進化し続けている方です。

長年、ライフワークとして週20本のレッスンをこなし続け、時にインストラクターのオーディションの評議員を努めたり、プロ向けのエアロビ大会のリード役をこなしたりなど、華やかに第一線で活躍し続け、ファンクラブまである、魅力あふれる人です。

私も、エアロビ大好き人間でウン十年続けています。
素敵なインストラクターのレッスンもたくさん受けてきましたが、
ずっと同じ土俵で輝き続ける人は、ほとんど見当たりません。
考えるほど都丸律子さんは、突出しているインストラクターなのです。

なぜ、ずっと、続けているのか?
なぜ、唯一無二であり続けられるのか?
なぜ、人を魅了してやまないのか?

律子さんのおはなしを伺いながら、特にご自分との付き合い方、向き合い方は、とても学びになりました。

夢を現実に引き寄せたい、今、壁にぶつかっている、自信がイマイチなどなど、未来を引き寄せたい方に
ぜひ読んでいただければと思います。

 

その気にさせる人

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律子さんは、グンゼスポーツクラブ前橋前橋テルサフィットネス、前橋市民向け講座などで
常設レッスンを長年提供し続けています。
時々、雑誌に掲載されたり、なんと県対抗イベント「スポレク」では群馬県の担当監督も努めたりと
その活躍は多彩です。

佇まいは、クールで淡々としている印象ですが、会話はフレンドリーでユニーク。動きは優雅で格好良い。
相反する魅力が持ち味だなあと思っています。
例えば、レッスンの最中、ストレッチを促すときなどは、ただ「手を伸ばしてね」ではなくて、
「待って。待って~って、手を伸ばしてみて。ほ~ら、あと少し、もう少し先に好きな人がいるよ」
なんて言うのです。
意外なセリフに乗せられて、参加者は、懸命にカラダを伸ばそうとしてしまいます(笑)
ハイパフォーマンスでは、クルクル回したり、ハードに動いていっても、
ユニークでしっかりとストレッチ指導していただくおかげか、どこかが痛くなったり、故障したりしません。
そして、プログラムは、ちょっと難しいけど、出来ると楽しいので、目が離せなくなります。
律子さんの美しい動きに思わず引き込まれて、真似しているうちに
スタジオ全体がひとつの生き物みたいに、同じ動きになっていく感じです。
難易度別のクラスの目的に忠実で、かつ、参加者を引き込んでいく手腕は、
まるで、オーケストラのコンダクターみたい!と思いながら、
面白さ、優美さに毎回、引き込まれていきます。

そんな律子さんの人生の軌跡、お読みください。

 

軌跡~ 真面目で活発なお姉ちゃん

(ここからは1人称。律子さんの語りでお伝えします)

私は、前橋生まれ。長女です。兄弟は5歳下の弟がいます。
第1子で健康優良児で生まれ、近所に祖父母宅もあり、可愛がられて育ちました。
幼少時は、賑やかな家族でしたが、大人ばかりでつまらなくて、近所に子供が歩いてると、
話しかけては、友達になったりしていました。
だから弟ができた時は、とても嬉しくて、可愛くて、よく一緒に遊んでいました。

小学生低学年の頃は、遠くまで散歩に行ったり、川原や公園で時間を忘れて夢中になって遊んでしまったりで
好奇心旺盛で活発な子供だったと思います。
ドッジボールや陸上が得意で、運動は良くしていましたね。
習い事はお習字とピアノ。
お習字は8年続けましたよ。
でも、ピアノは、どうしても弾けない曲があって、なんだか気持ち良くなくてね。途中で挫折しました。
可愛い服にあこがれて、好きだったりもしました。
いろんなことをしたかったのかもね。

その後、祖父母宅が引っ越して、家族だけの生活に変わり、ライフスタイルが一変。
両親は仕事が忙しくて、運動会も授業参観もあまり来ませんでした。
親が恋しい年頃でもあり、寂しい思いも感じていました。
当時を振り返ると、こどもながら「しっかりしなければ」というい気持ちがあったのかもしれません。
とはいえ、父は、明るく、楽しい人で、寂しい思いも包み込んでくれる人でした。
父は56歳で他界。ずっと、励まし、支え続けてくれたとても良き父でした。

思春期のころは、友達とよく出かけていました。
反抗期は普通にあったなあ。明らさまに先生にも出していましたから。
まあ、素直に反抗期だったかもね(笑)
両親は、思春期は厳しかった。
門限もあって、夜、遅くは出歩けず、うっとおしいなあと、思っていました。
親のいいつけには従っていて、反抗しつつも、自分に非があると言い返せなかった。

おばあちゃんはとても優しく、常に人の心遣いを忘れない人で、私にとっては理想の女性でした。
一緒に過ごす時間のなかで本当にたくさんのことを学びました。

子供時代は、結構、気が張っていたかもしれません。
だんだん、本当の自分になっていたんじゃないかなあ。

でもね、子供の頃から決めていたことがひとつあります。

自分がしたいことを仕事にして、生きていこう。
自分が好きなことをして生きていこう、
何故か、ずっと、そう強く決めていました。

高校卒業後は保育系専門学校へ。

当時から、絶対に自分の好きなことを職業にしようと思っていました。
でも、まだ、やりたいことが決まってもいないのに、就職してはいけないと思いました。
その信念だけは、常にありましたねえ。

そこで、とりあえず、就職を回避するために、とにかく専門学校に行こうと思って、
親を承諾させるために保育学校に行きました。

そして、ピアノとの再会。
受験もあり、また習い出しましたが、この時に教えてくださった先生が素敵な人で
「この人に習うと、こんなに早く弾けるようになるんだ」と実感しました。
おかげで、とても頑張ることができて、その甲斐あって学校代表になりました。
ただ、発表の場面では、緊張してあがってしまいます。
そこで、思いました。
「実力が出しきれなくて失敗したら、そんな馬鹿らしいことはない」
そう思えるための練習と、努力を思い返し、
自分を信じようと、確信することができたのです。
結果は、緊張から解き放たれ、ミスすることなく弾けました。

それから、ジャズダンスを始めました。
親から見ると、ダンスは良いイメージがなかったので、
「学校でリトミックしてるから必要なの」と、親を欺いて説得して習いだしました(笑)。
習い出すと、とても面白くて、続けながら、仕事はピアノかダンス関係がいいなあと                  思うようになりました。

エアロビクスとの出会い

卒業後の方向性は、ダンス関係の仕事をしようと決めました。
そのころ、エアロビクスがアメリカから上陸しましたが、当時は、器械体操みたいでした。

「エアロビ、教えてみない?」という話を師事していた先生からいただいて、
本当はダンスがしたいのだけど、まあ、いいかな・・・くらいの気持ちで最初は始めました。
公民館とかサークルなどでしたが、体験してみると、あちこち出向くことが楽しくて、
自分には向いているなあと思いだしました。

ただ、いきなりスタートしてしまったために、常に手探りの連続で、
楽しかったけれど、とにかく自信がありませんでした。
私って、電化製品でも取説は読みたいタイプなのです。
読んで基本をしっかり、把握したい。
いじってわかろうというタイプではなくて、着実に分かっていじりたいタイプです。
なので、手探りのエアロビクスに、どうしたらよいのだろうと、困りましたが、
自分で何とかするしかなく、当時、都内でレッスンを受け続けて懸命に努力しました。
22,3歳頃です。

 

結婚、そして、全力で仕事を始める

そして、25歳で結婚。
家庭生活が始まってみると、家事は何もできないことがわかり、仕事をセーブして家事に取り組みました。
のめり込むタイプですので、家事もだんだん楽しくなっていきました。
そうした中、再び仕事に意識が向きだしたのは、20代後半くらいから。
そこから、仕事を再開しだしました。
その間、エアロも体操みたいな型から振り付けが主流になり、好きな方向へ変わっていったので、
資格をとったり、研修に行こうと意欲が増し、より真剣に向き合うようになっていったのです。

でも、悩む時もあります。
そんな時、仕事仲間から「○○のオーディション受けに行かない?」なんて声がかかる。
そこからまた活路が拓けていきました。

そのころ、こう思いました。
自分が望んでいると、道が拓ける。
そして、必ず叶う。
根拠はないけれど、当時も今も、信念として思っています。

そして、様々な人に師事してみて、気づいたことがあります。
一流の人に習うと、5年やってできなかったことが3ヶ月でできるようになる。
ピアノの先生もそうだったけれど、この人に習うと、こんなに早く弾けるようになるんだ、
という実体験が教訓にもなり、そういう指導者になりたいと思いました。
参加してくださった方がなるべくわかるように、体がちゃんと使えるような指導者でありたいと今も思っています。

懸命に仕事と向き合う~転機その1~

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そこからは、仕事。仕事。仕事。
仕事中心で、仕事関係以外の友人と食事に行く余裕もありませんでした。

とにかく、レッスンに来てくれて、みなさんがニコニコしているのを見ていると私も元気になる、
プラスの連鎖をどう作り出していけるのか?その繰り返し。

でも、たまには息詰まることがある、楽しくない、うまくいかなくなると、
勉強会に行ってみようかな?と思って、夢中になって、いろんなところに学びに行く。
レッスンもすごく多く、インプットもすごくしてきました。

ただ・・・
自分としては、普通なんだけど、限度があるんだと、ある時、思い知るのです。

ある日、息が吸いづらいなあと思うことがありました。
遠いところに仕事に行った帰りに息苦しくなって、運転中でしたが「死んじゃうかも・・」と、危機感を感じたのです。そして、病院に駆け込んでみたら
「過換気症候群」。                                                              過呼吸と診断されました。
医師から「心の病気だ」と言われたけれど、全然ピンときませんでした。
けれど、翌日も息苦しさがなくならず、全く無自覚なまま、精神に効く薬を処方されたのです。
当時、最も忙しい時で、仕事は続けていたけれど、その合間は家に帰ってソファーに横になっていました。
そのうち、太陽の光が嫌で、カーテンも開けられなくなっていきました。
とにかく仕事も、家事も、完璧にやらなければいけないと、思っていた時でした。
実は、それ以前も、全身にじんましんが出たことがありましたが、あまり気にしていませんでした。
さすがに、この出来事は、無理すれば、カラダが反応するんだと思い知らされ、自覚するようになりました。

それがきかっけになって、全て、完璧にやろうという思いを手放すようになったのです。
好きなことだけする。
嫌なことはしない。
自分の心に正直でいよう!と、思いました。
全てをやろうとするのを手放すきっかけになり、自分らしくあろうと決めた出来事でした。

今、仕事先で、担当者から「りっちゃんは直球だから、わかりやすくって良いね」とか、
受講生から「先生は媚びないから、そこが良いね」なんて言われます。

さらに自分らしくあろうと、思うようになっていった結果かもしれません。

同窓会にいってみようか・・~転機その2~

仕事,仕事で走り続けていた頃って、自分の人生は,仕事だけでした。
無茶がたたって、少しずつ変化していきましたが、それでも、女性同士でランチに行ったり、
お喋りしたりすることは皆無でした。とにかく仕事関係のつきあいばかりだったのです。

そんなある日、4年に一度の同窓会のお知らせをいただいて、ゆとりが生まれたのか、余裕ができたのか、
ふと、行ってみようかなあと思いました。
インストラクターになって以来、初めてのことでした。
参加してみると、自分が全く経験しなかった楽しい時間であり、仕事以外の付き合いも
とても大切なのだとよくわかりました。

その時の体験は、第2の転機になり、今は、より自分らしく、バランスを保っている感じです。

次回は・・・

律子さんの生きた軌跡を伺いながら浮かんだ言葉は「猪突猛進」
自分のゴールを明確に定め、様々な出来事が起こる中で、より前進するためにどうしたら良いのか?
ひたすら取り組み、懸命に頑張っていた時代から、さら柔軟に自然体になっていくことの大切さを
とても感じました。

まるで物語を聞いているようで、人は変化し続けるのだなあと思います。

次回は、律子さんの考え方。向き合い方。
そして、そこからうみ出る行動語録をお伝えしていきます。

 □ ものさしは「すき」か「嫌いか」

□ 「決める」ことと「決めたい」の違い

 □ 自分と向き合う

 □ 自分を信じる  などなど・・

清々しいくらい、本当に直球な律子さんのお話。                                                  体験から生み出されるお話は、みなさんの心のストライクゾーンにバシっと入ってくると思います。

乞、ご期待ください。

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